2024年03月29日

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移動でポイントがたまるアプリ「Miles」サービス開始

発表会に登壇した(左から)日本航空常務執行役員西畑智博氏、ハローキティ、Miles Japan CEO髙橋正巳氏、ファミリーマートエグゼクティブ・ディレクターCMO足立光氏

Miles Japanは20日、移動でポイントがたまるアプリ「Miles(マイルズ)」をリリースした。米国で2019年からサービスを開始、140万人以上が登録している。ためたポイント(マイル)は108(発表時)の特典と交換することができる。

ローンチ発表会に参加したファミリーマートCMOの足立光氏は「コストでしかなかった移動に価値を与えた。人の行動を変えることができる素晴らしいアプリだ。相乗効果に期待している」とコメントした。

1マイル(1.609km)に対して1ポイントがたまる。AIが移動手段を自動判定し、徒歩は10倍、自転車は5倍、バスや電車は3倍と環境にやさしい移動手段ではより多くのマイルが獲得できる。

ためたマイルは特典と交換することができる。例えばファミリーマートではコーヒーの無料引き換えクーポン、JALグループでは旅行代金の割引などのメニューを用意している。マイルを使った抽選への参加や寄付も可能だ。参画企業はほかにアンカー・ジャパン、FLOWIN、Garmin、Hulu、JR東日本グループ、マルイ、ミスターミニット、ティップネス、Udemy、アンダーアーマー、DAZN、JCB、サンリオ、ミズノ、あいおいニッセイ同和損保、ブラザー工業、日本赤十字社、セーブ・ザ・チルドレンなど83社にのぼる。

ローンチからは渋谷区と連携し、移動を通じた区内のコミュニティの活性化を図る取り組みも始める。清掃活動にボーナスマイルを付与するなど渋谷区に係るユーザーが参加しやすい取り組みを整備していく。

アプリ「マイルズ」を開発したMilesは「すべての移動に価値を提供する」をミッションとして、米シリコンバレーで創業した。140万人以上が利用している中の6割が女性で20~40代が大半を占める。