2022年01月28日

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大丸梅田店、出前館と組んで食品の宅配に参入

大丸梅田店の食品売場に名を連ねる約30ブランドの約100点を宅配する

大丸梅田店は10月1日、食品の宅配を始める。出前館と協業し、地下1~2階の食品売場で販売する約30のブランドの約100点を、店舗から30分以内の地域に届ける。注文は800円以上からで、送料は420円。1500円以上の注文で送料が310円になる出前館の特典もある。注文の目標は月間で1000件。同店ではコロナ禍にともなう外出の自粛やテレワークの浸透などで客足が減少しており、支持が厚い食品の宅配で接点の維持や収益の向上を狙う。

開始までに約1年を費やした。大丸梅田店は「信頼できる、かつ大阪の手土産が多いため、大阪の企業とコラボレーションしたい。お互いに新しいお客様にアプローチし、販路を拡大したい。梅田店には駐輪場がなく、デリバリーへの人員やオペレーションの問題も解決しなければならない。こうした希望や問題を踏まえて交渉を続け、実現に至った」と経緯を説明する。

注文の方法は、まず出前館のウェブサイトやアプリで大丸梅田店を検索。ラインナップは「ウメダチーズラボ」の「スプーンで食べるチーズケーキ 3個入り」(1170円)、「りくろーおじさんの店」の「チーズケーキ」(1330円)、「札幌かに家」の「かにちらし」(2570円)、「たこ家 道頓堀くくる」の「大たこ入たこ焼(6個入)」(1000円)、「キョーワズコーヒー」の「ブレンドコーヒー180cc」(670円)など多彩だ。

「ウメダチーズラボ」の「スプーンで食べるチーズケーキ 6個入り」は2340円

注文が入ると、大丸梅田店の担当者が商品をピックアップし、店外の専用駐輪場で待つ出前館の配達員に渡す。配達の完了までは30分以内を見込む。

食品の宅配の認知度を高め、利用を促進するため、期間限定のキャンペーンを展開。1~31日は800円以上の注文で送料が無料で、出前館を初めて利用する人には2000円以上の注文で1000円を割り引くクーポンも配布する。

百貨店の食品の宅配は、利用者にとってメリットが多い。弁当やスイーツ、飲み物などを、まとめて注文できるからだ。“デパ地下”ならではのクオリティと、1回分の送料で様々な飲食物を頼める利便性が評価され、先行する西武池袋本店では1日あたり70~100件ほどの注文があるという。