久原本家、北海道の食材を使ったブランドを出店拡大へ
「北海道食品庫 麻布台ヒルズ」の様子
久原本家グループは2027年3月まで、東京・麻布台ヒルズで北海道の食材を使った直販ブランド「北海道食品庫」のポップアップストアを開催している。3月に北海道・ニセコに直販店「北海道食品庫ニセコ」を開き、道内に2店舗目の出店を計画している。7月31日には「北海道ビーツケチャップ」を発売し、前日の30日にメディア向けに新商品の紹介とドレッシングやスープなど人気商品の試食会を開催した。
久原本家グループは、1893年創業のしょうゆ蔵を原点とする総合食品メーカー。22年に新ブランド「北海道食品庫」の生産工場を北海道・恵庭で立ち上げ、北海道産の食材を使ったドレッシングやスープ、プリンなどを製造販売している。久原本家北海道社長執行役員の田淵裕教氏は「北海道の食材抜きでは我々のものづくりは成り立たない。長年当社を支えてくれた北海道に恩返しをしたいという思いで工場を建て、新ブランドを立ち上げた」と語る。
今年3月に北海道・ニセコに直販店の「北海道食品庫ニセコ」を開いた。31日まで新千歳空港国内線旅客ターミナルビルに、27年3月まで麻布台ヒルズにポップアップストアを展開している。
久原本家グループエージェンシーPR・広報の野田ちさと氏は「麻布台ヒルズをテストマーケティングとし、現在、北海道に2店舗目を開くための計画が進行している」と語った。同社の商品づくりは化学調味料や保存料に頼らないことから、「意識の高い層が集まるエリアで訴求したいと考えた」(野田氏)。

「北海道食品庫」の商品と調理例(中央)
同社では道内の畑に出向き、素材のおいしさを引き出すために、生産者と対話を重ねる。商品化するまでの調理法もとことん探求する。北海道を代表する食材であるとうもろこしをはじめ、かぼちゃ、ブルーベリー、クリームチーズ、十勝産小豆などを使い、素材の持ち味を引き出し、手間暇かけた商品を生み出している。

メディア向け試食会で紹介されたプレート
例えば「北海道産とうもろこしのすりおろしドレッシング」(864円)は、甘みを蓄えたとうもろこしの新鮮さを大切にするため、添加物不使用、要冷蔵で消費者に届ける。「北海道産とうもろこしのミルクジャム」(972円)は、とうもろこしの甘みが引き立つよう、北海道産の生クリームとバター、ミルクをあわせ、濃厚に仕上げた。
「北海道産とうもろこしのタルタルソース」(864円)は、甘みの強いとうもろこしをソースでも具材でも楽しめるようにと、新たな発想の元で誕生した商品。新商品の「北海道ビーツケチャップ」(993円)は、十勝産ビーツの特徴である優しい甘さが活き、トマトの酸味とのバランスがとれた濃厚なケチャップだ。

ホワイトチョコレートでコーティングされた、とうもろこしをトッピングした「十勝ジャージーソフト ミルク」
ポップアップストアでは、商品の販売だけでなく、イートインメニューも用意している。北海道産とうもろこしを練り込んだワッフル生地のコーンと十勝産ジャージー生乳を100%使用したソフトクリーム「十勝ジャージーソフト ミルク」(880円)や、ブルーベリー(876円)とケール(733円)の2種類の「北海道スムージー」などがある。