2026年2月 東京・大阪地区百貨店売上高
国内は2カ月連続でプラス、インバウンドは中国以外が好調

日本百貨店協会の調査によれば、東京地区百貨店(12社・22店)の売上高は1326億円余で、前年比(店舗調整後)は3.0%増と2カ月連続でプラスとなった。各社企画の外商顧客向け催事が活況で、宝飾、時計などの高額品が伸長し、国内客売上げは5.5%増と好調に推移した。インバウンドは、中国の訪日渡航自粛影響があるものの、台湾、韓国、タイなど他の国や地域の需要が好調で、前月からのマイナス幅を8.6ポイント縮小した。
3カ月移動平均値は、直近の12~2月が1.4%増、11~1月が0.5%増、10~12月が0.9%増、9~11月が1.9%増、8~10月が1.4%増、7~9月が3.7%減だった。
商品別では、主要5品目は、雑貨(8.1%増)、衣料品(4.4%増)、食品(1.5%増)の3品目がプラスとなった。細分類では、紳士服・洋品が3カ月ぶり、子供服・洋品が4カ月ぶり、美術・宝飾・貴金属、菓子、惣菜が7カ月連続でプラスとなったが、化粧品が2カ月ぶり、生鮮食品が23カ月連続でマイナスとなった。
衣料品(4.4%増)は、月前半と後半の寒暖差が大きく、前半はコートやブルゾン、セーターなど冬物衣料が動き、後半は気温上昇により春物衣料が動いた。気温差に対応可能なスカーフやマフラーも好調だった。卒入学シーズンのオケージョン需要やビジネスの買い替え需要が高まり、スーツやジャケット、ワンピースなどのアイテムも堅調に推移した。
身の回り品(2.4%減)は、ラグジュアリーブランドのバッグ、靴などは免税売上げの減少が響き、全体で4カ月連続のマイナスだった。婦人靴はパンプスが不調だったが、スニーカーなどカジュアルシューズは好調だった。紳士靴も同様に、ビジネスよりカジュアルシューズが伸長した。
雑貨(8.1%増)は、宝飾品や時計、絵画などの高額品が高伸し、美術・宝飾・貴金属は3カ月連続の2桁増(24.2%増)だった。化粧品はインバウンド需要低迷により苦戦した。
食品(1.5%増)は、菓子が全体の売上げをけん引した。バレンタイン商戦では、各社が展開面積や取り扱いブランドを拡大するなど取り組みを強化し、売上げが伸長した。自家需要の高まりも続き、客単価が増加した。