百貨店品質のハイブランドが借りられる! ファッションサブスクのリアル店舗「アナザーアドレス」に行ってきた
シャンデリア輝くクローゼットゾーンでスタイリストさんに迎えられる
約460のデザイナーブランドから好きなアイテムを月額5940円から、1カ月間借りられ、返却は自宅集荷やコンビニからできる――。そんな便利な大丸松坂屋百貨店のファッションサブスクリプションサービス「アナザーアドレス」が、ネットから抜け出し、6月15日まで初のリアル店舗を展開している。プロのスタイリストにアドバイスをもらいながら、百貨店品質のアイテムを手に取り、試着する。気に入ればそのまま持ち帰り可能。一体どんな体験なのか、百聞は一見に如かず、ということで記者2人で店舗を訪ねてサービスを受けてみた。
「アナザーアドレストーキョー」は、東京・日本橋の商業施設「コレド日本橋」3階にある。洋服をアップサイクルして作られたという机や椅子が並ぶラウンジで「初めて来た」と伝える。その後、その先の華やかな洋服が並ぶクローゼットゾーンでショップ店員やファッションコンサルタントなど、経験も豊富なスタイリストさんが迎えてくれた。

スタイリストさんは、着る人がより魅力アップできるアドバイスをくれる
クローゼットゾーンには、約70ブランドの800アイテムが揃っている。自分自身でクローゼット内を見て回ることも可能だが、スタイリストさんは骨格診断やパーソナルカラー診断、顔タイプ診断ができる。ファッションのプロからアドバイスが貰えることを期待して、案内をお願いした。
マンツーマンの接客が何よりの魅力でもあるため、「次回は必ず私も」と思いながら、後輩記者はカメラマンに徹する。オフィス使いもできそうなもの、インポートブランドなど、クローゼット内を紹介してもらいながら歩く。スタイリストさんは一巡りしながら「探しているアイテムや洋服の好みを伺いながら、その方に似合うアイテムをご提案します」と、先輩記者にアイテムを選んでくれた。

試着してクローゼット内の大鏡で確認。スタイリストさんが選んでくれただけあり、傍から見ても魅力がアップするセレクトには脱帽する
骨格を確認し「ハイウエストのスカートも似合う」、パーソナルカラーから「くすんだ色よりも明るめの色の方がお勧め」と、アイテムがふんだんに用意された。大胆な花柄のもの、ドレープがかったフェミニンなフリルのもの、目の覚めるような鮮やかな色のものなど、目の前に並ぶスカートはバリエーション豊富。「普段の自分なら選ばないスカートも、試着してみると思っている以上に素敵で、“冒険する楽しさ”に心がワクワクする」と先輩記者。「似合わないという思い込みもある」というスタイリストさんの言葉通り、2人のやりとりを見守りながら「プロに選んでもらうと視野が広がる」と後輩記者も実感した。
先輩記者に付いて回った後輩記者だが、予想以上の洋服と出合えたことで高揚感に包まれる様子が伝わってきた。気がつくと「それ絶対に似合う!」と先輩記者が試着するたびに口にしていた。「おしゃれって楽しい」と思っているうちに、あっという間に時間が過ぎていた。バッグもアクセサリーも見たいが、時間が足りなくなってしまった。「時間の感覚がなくなる人が多い」というのも納得だ。

アクセサリーやバッグもレンタルできる
気に入ったアイテムが見つかったので、再びラウンジへ。サービス内容や会員登録の方法などを聞き、登録を済ませる。スマホの画面を提示して、カウンターでアイテムを受け取れば、後は1カ月間着放題。洋服がしわになりにくい工夫が施された特別な仕様のバッグ「ガーメントバッグ」に入れて手渡ししてくれた。返却する際もガーメントバッグに入れた状態でコンビニや宅急便会社の窓口から発送するか、自宅に集荷に来てもらえばOKだ。アイテムが気に入ったら割引価格で購入することができ、手軽で便利なシステムが整っている。

「ガーメントバッグ」には洋服がしわになりにくいよう板が入っている
「アナザーアドレストーキョー」は、ハイブランドの店舗になかなか入る勇気がない人も気軽に立ち寄れる。しかもブランドをミックスしたコーディネートが楽しめる。購入するとなると躊躇してしまうアイテムでも気軽に手に取れ、“お試し”を可能にしてくれる。“買う”よりハードルが低く、アイテムを借りるというより、選んで持ち帰る感覚になる。

アイテムを受け取るのもすぐ。いよいよレンタル開始だ
2月6日のオープン以来、利用客のうち新規会員が5割を占めるという。残り5割を占める既存会員は、ネットで気になったアイテムを取り寄せ、試着して借りていく人が半数いる。店頭での試着や接客で借りたいアイテムが増え、レンタルできるアイテム数を追加していく人も多数いるとのこと。リアル店舗の継続を望む声が多く寄せられているそうだ。
クローゼットに並ぶアイテムは、新たなアイテムが日々入荷している。1カ月のうち、何度か訪れて、その度に気に入ったアイテムを借りるのも楽しそうだ。後輩記者は骨格診断やパーソナルカラー診断、顔タイプ診断などのイベント開催時を狙って再訪することにした。(各診断は有料)。
(北野智子)