2024年04月18日

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西武池袋本店、バレンタインデーは個性豊かな「カカオ」を楽しむ

カカオの魅力にフォーカスした今年のバレンタインデー商戦。7階催事場でイートインや実演も楽しめる

西武池袋本店は5日、バレンタインデー商戦「チョコレートパラダイス 2023」のラインナップを発表した。「個性豊かなカカオを味わいつくす」をテーマに、チョコレートの原点であるカカオの魅力にフォーカス。カカオの産地や含有量に特化した商品や、カカオ豆の外皮や果肉を使用した飲み物など、カカオを存分に楽しめる商品を取り揃える。全国の銘菓を扱う自主編集売場「諸国銘菓 卯花墻」でも、人気の和菓子店がつくる和と洋をミックスしたオリジナルスイーツが登場する。会期は20日~2月14日。西武池袋本店は、前年比10%増の売上げを目指す。

今年はカカオの魅力に特化した、国内外の有名ブランドやショコラティエの商品を取り揃える

そごう・西武としては、商品は約100以上のブランド、1000種類以上の商品を展開。カカオをまるごと楽しめるバラエティに富んだ商品を打ち出す。「カカオサンパカ」の中南米やアフリカなど6カ国のカカオを使用したボンボンチョコレートを詰め合わせた「カカオ原産地コレクション シルヴァ」(6個入り、3240円)、「ゾッター」の8段階のカカオ含有率と多彩な産地別で食べ比べができる「産地と%で『利きカカオ』~ミニダークチョコレート10種 食べ比べアソート」(10枚入り、2160円)、「ゴディバ」のカカオの果肉のパルプを新鮮なうちに絞った果汁を使った「カカオフルーツジュース」(643円)などが個性的だ。

「マーハチョコレート」は3年目の出店となる。ガーナの農家が生産したカカオの魅力を閉じ込めた商品を揃える

中には、製造過程で出るカカオ豆の外皮「ハスク」を生かした「ミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ」のカカオティー「カカオポットマグ ぺカンナッツ」(3102円)や、売上げの一部が女性雇用や森林保護などに還元される「マーハチョコレート」の「カカオタブレット」(864円)など、サステナブルの要素を持つ商品も登場。マーハチョコレートは2018年にガーナのカカオ農家と共にゼロからチョコレートづくりを始め、現在は現地に建設した工場でほぼ100%に近い生産ができるようになったという。代表の田口愛氏は今後の目標について、「ガーナの生産農家の方達の顔がみえるように推し進めていきたい」と話し、「たくさんの人にチョコレートという身近な存在が遠い国とつながっているというストーリーを発信していく」と想いを込めた。

日本各地の和菓子を揃える「諸国銘菓 卯花墻」は、バレンタイン用に新しい“和”のスイーツを開発、販売する

西武池袋本店が昨年9月にリニューアルオープンした地下1階の諸国銘菓 卯花墻では、取引先の和菓子店にバレンタイン仕様の商品を開発依頼。山形の「佐藤屋松兵衛」は、同店の銘菓である「乃し梅」をチョコレートで包んだ「玉響(たまゆら)」(6個入り、1296円)を、島根の「彩雲堂」はチョコレートと小豆餡を合わせた羊羹と白羊羹を2層にしてネコの柄を入れた「まちねこ」(1512円)を販売する。そごう・西武の西山知里リーシング本部リーシング二部フード担当は「皆が注目するイベントで、どうすれば自分達の店を見てもらえるか。単体で販促するよりも手に取ってもらえる」と、バレンタインが和菓子にも興味を持つきっかけになることを期待する。

オーストラリアのアーティストのモルガ氏が手掛けるユニークでかわいらしいパッケージが目を引く

そごう・西武グループが20年より注力して展開する現代アートの分野からも、商戦に花を添える商品を投入。オーストラリア・シドニーに拠点を置くイラストレーターのモルガ氏が、今回のために描き下ろしたデザインをパッケージに使用した「フランシージェファーズ」のミニカヌレや、「NEKO LAB」のクッキー、有名パティシエ6人によるショコラアソートを用意する。

そごう・西武の広報担当者は「バレンタイン商戦は大きな動員装置」と位置付ける。ECサイトでの購入比率も上がってきてはいるが、今年は行動制限がなくなり、年始の初売りも好調だった。引き続き多くの動員を期待し、「売上げは前年比110%を目指している。今年は19年比を超えなくては」(広報担当者)と力強く目標を語る。

そごう・西武のインターネット通販サイト「e.デパート」は、昨年12月1日から受注を開始。本会期は1月6日に始まり、前年より10ブランド多い約110ブランド、約700種類の商品をラインナップする。

(中林桂子)