2024年09月21日

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キリンビール、和食に合う“焼酎ソーダ”の新ブランド

同社の分析では、サバの味噌煮や肉じゃがとの相性が良いという結果が出ている

キリンビールは17日、缶チューハイの新ブランド「キリン 上々 焼酎ソーダ」を発売する。メルシャンの八代不知火蔵で製造された麦焼酎を一部使用し、ソーダで割ってすっきりとした爽やかな味覚を実現した。米麹抽出物や食塩といった、焼酎の特長を引き立てる素材も取り入れた。年内に約80万ケース(1ケース250mL×24本換算)の販売を目指す。

同社の調査によると、チューハイやカクテルなどのRTD(レディー・トゥー・ドリンク)市場は中長期的に伸長傾向にあり、直近10年間で約2倍に拡大した。2026年10月の酒税改正まで現行の税率が維持されることから、今後も拡大していくことが予想される。

RTDカテゴリーは多様な選択肢を楽しめることが特徴で、中でも「スッキリ甘くない」「食事中に楽しめる」「本格感」へのニーズが高まっている。こうした背景から、キリン 上々 焼酎ソーダが企画された。

開発では八代不知火蔵で培った焼酎づくりの技術とRTDの中味開発技術を生かし、深い味わいと軽やかな飲み口を両立させた。AI味覚センサー「レオ」による食相性分析では、サバの味噌煮や肉じゃがなど、和食との相性度が非常に高いという。価格はオープンで、想定価格は350ミリリットル缶で179円、500ミリリットル缶で245円。