オンワードのオーダースーツ「KASHIYAMA」が伊勢丹と協業 女性向けプレミアムライン
左から三越伊勢丹の山﨑真奈バイヤー、オンワードパーソナルスタイルラボの関口猛社長、三越伊勢丹の向井りさバイヤー
オンワードパーソナルスタイル(以下、OPS)のオーダーメイドブランド「KASHIYAMA」が、伊勢丹新宿本店と協業した女性向けプレミアムライン「『KASHIYAMA PREMIUM』WOMEN」をローンチした。同店本館3階の「イセタンパーソナルラボ」で展開する。同店のバイヤーらの意見を取り入れて開発し、通常のKASHIYAMA ウィメンズとは異なる商品になっている。
商品ラインナップは、ジャケットが「ノーカラーセミダブルジャケット」、「ダブルブレストジャケット」、シングルの「テーラードジャケット」、ロング丈の「ビッグシルエットテーラードジャケット」の4型を用意した。価格は6万3800円~。パンツが「ストレートパンツ」と「ワイドパンツ」の2型(4万700円~)で、スカートが「タイトスカート」と「ペンシルスカート」の2型(3万5200円~)。

3月4~10日は3階イベントスペースでポップアップも開催している
生地はインポート素材を中心に、常時40色を揃える。OPSの担当者は、「KASHIYAMAではかっちりとした服を求められるが、今回はウールシルクなど、つや感のある素材を取り入れた。体のラインがきれいに見えるかも重視した」と話す。サイズのほかにボタン、裏地、ステッチ、ポケットの仕様などがカスタマイズできる。納期は最短で2週間。
OPSは、2017年にKASHIYAMAを開始。価格は3万3000円~、納期は最短1週間という手軽さが支持を集め、売上げを伸ばしている。昨今はオーダーメイドスーツの需要が拡大していることから、長年の知見を持つ同社に三越伊勢丹が声を掛け、協業に至った。

ツイードやシルクウールなど、華やかな素材も用意した
商品開発では、OPSが持つ体型データや顧客データに加え、三越伊勢丹が持つ上顧客データ、顧客インタビューなどを元に分析。「トレンド要素を取り入れながらも、普遍的に長く着用いただける商品ができた」とOPSの関口猛社長は語る。
同氏によると、ビジネスウエアを購入する客のインサイトは大きく5つあるという。①きちんと見られたい②どこで買ったらよいか分からない③幅広いライフシーンへの対応④他人と被るのを避けたい⑤体型変化への対応——で、これらのインサイトを深掘りして具現化した。

普段は「イセタンパーソナルスタイルラボ」で展開している
三越伊勢丹新宿婦人・子供商品部コンテンポラリーバイヤーの山﨑真奈氏は、「お客様の声を聞いていると、緊張度の高い仕事の場や、家族でのお出掛けなど、ジャケット1つでも着用シーンが幅広くなっている。既存のMDでは対応しきれない部分があり、そこへのソリューションにしたい。デザインだけでなく着心地の良さにもこだわり、華やかに見える素材のバリエーションも用意した」と述べる。
スタイリスト(販売員)が複数のブランドから似合う商品を提案する、イセタンパーソナルラボ内で常設展開し、OPSのスタッフも常駐する。集客や認知度の拡大に向けては、デジタル広告などのプロモーションを両社で行うという。