2025年06月26日

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プリンセストラヤの「ダコタ」、25年AWは動植物モチーフが登場

可愛らしいゾウ柄の「エレファンテ」シリーズ

プリンセストラヤの「ダコタ」シリーズは今秋冬、ウマやゾウ、ボタニカル柄など動植物をモチーフにしたアイテムを発売する。男性向けライン「ブラックレーベル」は20周年を記念し、レーベル黎明期に人気だったシリーズの復刻版などを用意する。

「ラフィナート」は、ウマと馬蹄マークが刻印された、アンティーク風の引手チャームがポイントのシリーズ。ウマや馬蹄は古くから幸運を呼ぶと言われており、「軽やかに走る馬が運んでくる幸せを、『幸運を受け止める』上向きの馬蹄でキャッチする」という意味を込めた。長財布、二つ折り財布、三つ折り財布、マルチケースなど全6型で、価格は1万3200円~2万4200円。

引手にウマと馬蹄モチーフを取り入れた「ラフィナーテ」シリーズ

財布本体には、イタリア製のバケッタレザーを採用した。バケッタレザーとは、特別なレシピで調合された植物性タンニンでなめし、独自に配合されたオイルで時間を掛けて加脂するイタリアの独自製法でつくられた革のこと。手間と時間を掛けることでツヤやしなやかさが生まれ、美しくエイジング(経年変化)する革となる。

「エレファンテ」シリーズは、好物を食べたりかくれんぼをしたり、のどかに生きるゾウの姿がイタリアンレザーの表面にレーザーで描かれている。財布3型と、チャーム(1種)を用意する。価格は7700円~2万3100円。ゾウをモチーフにしたシリーズは以前も出したことがあり、人気を博したという。

裏地にウィリアム・モリスらのテキスタイルを使った「バイブリー」シリーズ

「バイブリー」シリーズは、軽量感と柔らかさが魅力の牛革を、袋縫いでふっくらと上品に仕上げた。内側には、イギリスのテキスタイルデザイナーであるウィリアム・モリスらのデザインを元とした、BEST OF MORRISの柄生地を使用する。財布やキーケースなど全6型で、価格は1万3200円~2万4200円。

カラー展開は全3種類で、「ブラック」はルリハコベを描いた「ピンパーネル」を、「マスタード」は力強く生長するスイカズラを表した「ハニーサックル」を、「ブルー」はモリスの代表作の1つである「いちご泥棒」を内装に使用。レザーとボタニカル柄の対比と調和を楽しめる。

「ボーノ」は財布に加えトートバッグも発売する

男性向けのブラックレーベルからは、レーベル黎明期のシリーズを復刻した「ボーノ」シリーズや、バケッタレザーに西部開拓時代のエッセンスを添えた「ハイデ」シリーズなどが登場。ボーノはブラックレーベルの20周年を記念したシリーズで、オイルの効いたイタリア製ベジタブルレザーを使用。当時よりさらに素材を厳選し、裁断面の「コバ処理」など隅々までこだわった。数量限定で、財布は長財布(4万700円)と三つ折り財布(3万9600円)の2型を揃える。

ハイデはウエスタンブーツの装飾を模したアウトラインや、鐙を彷彿させるアンティークな引手など、さりげなく西部開拓時代の要素を取り入れた。全6型で、価格は1万2650円~2万6400円。

(都築いづみ)