高島屋日本橋店、リビング売場を改装 ライフスタイル提案で次世代獲得へ
中央に広い通路があり、左右に2つずつ新ゾーンが配される構成になっている
高島屋日本橋店は3月、本館7階のリビングフロアに、新たな直営売場を開いた。日本製の商品を集めた「WAGOTO」、民藝(みんげい)に特化した「民藝のわ」、デザイン性の高い家具・家電を揃える「リビング デザイン スタジオ」、北欧デザインのセレクトショップ「ノルディック」の4ゾーンで構成。いずれも食器や家具などを組み合わせた、ライフスタイル提案型の売場となっている。
和洋食器売場を刷新し、デザイン家電や北欧ブランドを充実
これら4ゾーンがある場所は、以前は和洋食器売場だった。しかし、和洋食器は結婚式の引出物などフォーマルギフトとしての利用が多く、市場全体は縮小傾向にある。また、同店の顧客層は50~60代以上が中心で、若年層の獲得も課題となっている。
近年は30~40代を中心に、「自然とのつながり」や「心の豊かな生活」を求める人が増えたことも踏まえ、「暮らしの質を高める提案ができる売場をつくりたかった」と担当者は説明する。現在の主要顧客からの支持を維持しつつ、次世代富裕層を顧客化することを売場の大きなテーマに定めた。

「リビング デザイン スタジオ」は音響や照明、ワゴンなどを揃える

「ノルディック」は「コスタ ボダ」「カール・ハンセン&サン」などを取り扱う
北欧デザインの「ノルディック」や、デザイン性の高い「リビング デザイン スタジオ」といった売場を新設したのは、次世代層との接点拡大が期待でき、なおかつ全世代からの支持が高いカテゴリーであるためだ。
ライフスタイル提案型の売場として、生活の中で使用するシーンを想像できるような展示にしたことも特長だ。従来のアイテム別陳列ではなく、時計の隣に絵画を配置したり、食器棚の中に食器を置いたり、ロッキングチェアにクッションを敷いたりといった展示を行っている。