2024年12月04日

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昭和西川、ムアツシリーズを「MuAtsu」に全面リニューアル

昭和西川はロングセラー商品「ムアツシリーズ」を「MuAtsu」に全面リニューアル。2023年3月に発売する

昭和西川は3月、「ムアツシリーズ」を「MuAtsu(ムアツ)」にリニューアルする。現行の「muatsu」、「Sleep Spa」、「ムアツプラス」の3つのラインを1つに統合。ロゴと商品デザインも一新し、6種類の商品で展開する。「眠りは変えられる。」のブランドスローガンのもと、客が選びやすく分かりやすいラインナップに変更。高品質なアイテムの充実で、新シリーズとして販促する。

ムアツシリーズは同社のロングセラー商品。2015年に累計販売台数400万台を達成し、これまで全国100ヶ所以上の医療機関への納入実績を持つ。1969年に「ムアツふとん」の前身である「クレーター状マットレス」が考案されたことに始まる。開発に当たり、宇宙ロケットの先端部分であるタマゴの形に着目。中芯に特殊なウレタンフォームを使用したタマゴ型フォルムを生み出した。従来の“面”ではなく“点”で体を支えるのが特長。連続したタマゴの形状が体圧を放射状に分散させることで、体が沈み込み過ぎるのを防ぎ、自然な寝姿勢が保持できる。病院で床ずれの臨床試験用として採用され、71年にムアツふとんを一般発売した。

2014年に、独自開発した「凹凸3フォーム構造」を採用するSleep Spaを発売。構造の最上層で体を点で支え、中層で体重圧を分散、最下層で自然な寝姿勢を保つ。9cmの十分な厚さで体全体をバランスよく受け止め、快適な睡眠につなげる。

21年には新ブランドとしてムアツプラスが登場。ムアツの特長はそのままに、寝返りを助けるクッション性を向上させ、抗菌加工を施した高弾性ウレタン「ムアツプラスフォーム」を新たに開発し、ラインナップを充実させた。

新シリーズのMuAtsuからは6種類のアイテムを展開する。「マットレス」(シングルサイズ)が4万9500円~19万8000円、「ベッドマットレス」(同)が23万1000円、「マットレスパッド」(同)が3万8500円、「シーツ」(同)が5500円~6050円。「ピロー」は1万4300円~1万6500円、「クッション」は6600円~1万3200円となる。

同社は、一人一人の睡眠の質の改善に向け、新たな商品ラインで健康と快眠をサポートする。