J-CATと三井不動産が共創、日本橋に大人のための非日常体験の場がオープン

2026/01/21 12:19 pm

J-CATは今月、大人のための非日常体験を提供する「Otonami(オトナミ)」の2店舗目「EnCounter by Otonami(エンカウンター バイ オトナミ)」を東京・日本橋にオープンする。日本橋エリアの再開発を進める三井不動産との共創で誕生した。同店は2025年4月に大丸東京店に開店した「Otonami Lounge Tokyo(オトナミ ラウンジ トウキョウ)」に次ぐ実店舗で、昼は「文化の学び」、夜は「嗜みの愉しみ」をテーマに、日本の食と文化を融合した体験を提供する。

同社は、訪日観光客向けに日本の魅力体験を軸とした旅を提供する「Wabunka(ワブンカ)」とオトナミで、900以上の体験プランを展開している。オトナミには茶道や座禅・写経、マナーなど上質な日本の伝統文化や職人技に触れられるプランが500種類以上あり、累計利用者数は10万人を超える。

同店は食と文化が融合する日本橋において、テーマに掲げる「食にまつわる文化と感性に出会う」ことに特化し、日本の本当に価値のある魅力を体験できる大人の隠れ家として誕生した。「店舗はカウンターを配したつくりで、日本の食に焦点を当てている。オトナミ ラウンジ トウキョウとは異なったアプローチで日本文化を楽しんでいただける」と事業推進室広報PRの伊東夕佳氏は説明する。

つくり手や文化の担い手との対話が生まれるカウンター席を配した店内

昼は金継ぎや器、和菓子づくり、発酵調味料づくりなどを通して食にまつわる学びを深めるプランを揃える。夜は秋田県男鹿市の醸造所によるクラフトサケ(クラフトサケブリュワリー協会の定義による)と発酵料理のペアリングや、「瀬戸酒造店」の技と哲学に触れながら日本酒と発酵料理のペアリングといった “嗜みを愉しむ”プランを用意する。

例えば和菓子づくりは、菓子作家の小川紗季氏を招き、真っ白な練り切りに自由に着色し、感性のまま仕上げていく。和菓子をつくりながら、今の自分の心と向き合うひとときを過ごす。「見本通りではなく、個性が現れた和菓子が出来上がり、見ている私自身も楽しい」と小川氏は語る。

店は暫定利用地の有効活用施策としてトレーラーハウスでの店舗設計を実施した

同店が位置するエリアは、三井不動産が賑わいづくりを目的とした景観形成とコミュニティ形成を両軸に、建物や路面店の誘致を進めてきた。「これまでのプロジェクトは飲食店が主体だったが、同店との共創は“愉しみ”を生む新たな取り組み」と、三井不動産日本橋街づくり推進部事業グループ統括の山中なお氏は、同店が日本橋での滞在にプラスαの“愉しみ”となるよう期待を寄せている。

(北野智子)

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