新宿高野、創業140周年記念の本店限定アニバーサリー商品を発表

2025/09/12 10:49 am

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新宿高野は10月8日、創業140周年を迎える。9月8日に試食会を開き、静岡県産のマスクメロンを使用した周年記念の本店限定ケーキを発表した。秋の新商品に使用する山梨・長野・岡山県産のぶどうも、新品種を含めた6種類を生産現場の担当者の解説を交えて紹介。記念の年を彩るこだわりのフルーツをふんだんに披露した。

同社は新宿の発展とともに歩んできた。新宿はフルーツに縁の深い街で、高遠藩内藤家の屋敷地から街が始まり、明治時代にはそれが農業試験場(現在の新宿御苑)となり、市場に出回っているフルーツの多くがそこで品種改良された。外来種のメロンが持ち込まれ、ここで日本オリジナルともいえるマスクメロンの原型が誕生している。

新宿に縁のあるマスクメロンは同社を象徴するフルーツであり、最高峰のギフト。地下1階のフルーツギフトフロアにはマスクメロン専用ショップもある。取り扱うマスクメロンは、1本の木に付く花を1つだけに選り抜き、1個の果実しか育てない一木一実で栽培されるため、手間暇がかかり高価だ。温度管理から肥料、灌水のタイミングなど生産者の名人芸とも言える高い技術で栽培されている。

創業140周年記念の本店限定アニバーサリー商品は、静岡県産のトップブランド「クラウンメロン」が使用されたケーキで、10月1日から地下2階のケーキショップで販売される。ケーキは2種類あり、1つは直径約12㎝で7992円。もう1つはプチサイズで3024円。本店限定の生クリームとスポンジが使われている。2種類のゼリーや塩クランチ、メロンムースなどを重ねた静岡県産マスクメロンのパルフェが1890円で先行販売中だ。

山梨・長野・岡山県産のオリジナル品種、新品種のぶどうが並ぶ

秋の新商品に使用するぶどうは6種類を厳選した。栽培開始150年を迎えた岡山県からは全国に先駆けて開発した大粒、種なし、甘さに特徴がある「ピオーネ」と大粒で濃厚な旨味と甘みを備えたオリジナル品種の「オーロラブラック」を選りすぐった。日本のぶどう栽培発祥の地である山梨県からは2つのオリジナル品種が選び抜かれた。際立つ甘さと華やかな香りの最新品種「サンシャインレッド」と1粒平均20g以上ある大粒の「甲斐キング」だ。

長野県からもオリジナル品種で驚くほど甘い「クイーンルージュ」とたっぷりの果汁と濃厚な味わいの「ナガノパープル」が選ばれた。どちらも大粒で種なし、皮ごと食べられる。

10月1~31日まで創業祭を開催する。5階のフルーツパーラーでは、信州・小布施町とコラボし産直野菜や菓子の販売、栗やフルーツのパフェを提供。全店でポイントカードの2倍ポイントサービスも開催する。ほかにもアプリ会員限定の抽選会などを用意している。

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