川辺、エコバッグの展開強化 レジ横で「ついで買い」訴求

2020/07/20 6:30 am

タグ: エコバッグ  川辺 

川辺は、7月1日にプラスチック製買物袋が有料化されたことから、エコバッグの販促を強化する。洋品売場だけでなく食品売場のレジ横にも置き、「ついで買い」を狙う。バッグを吊るして飾るタイプの什器も合わせて商業施設に提案し、7月から本格的に展開を始めた。8月には「キッピス」、「パラリンアート」、「ムーミン」の新作を投入し、バリエーションを増やす。

有料化は7月からだが、川辺ではその直前や、有料化後に慌てて買いに走る人が多いと予想。そういったときに「あそこで売っていた」と思い出せるよう、事前の種まきとして3月から開始していた。

商品は畳んで箱に詰められた状態になっているが、バッグを吊るして展示できる什器と合わせることで、広げた状態の大きさや絵柄もわかりやすい。担当者によると、食品売場での売上げは、「順調に推移している」という。

最近は洋品売場も賑わいが増しているため、積極的に打ち出す。新型コロナの影響で手を洗うことが推奨され、なおかつ駅や商業施設などのトイレではジェットタオルの使用が禁止されたため、ハンカチに対する注目も高まっている。川辺はハンカチをメインに販売しており、近くにエコバッグを置くことで、相乗効果を見込む。

 

今回の新作エコバッグはリバーシブルで、洋服や気分に合わせて使い分けることができる。価格は各2800円で、素材はポリエステル100%。表側は環境に配慮した再生繊維「CAFERISE」を使用する。

CAFERISEは使用後のコーヒー豆から原料を採取し、回収されたペットボトルなどと合わせて糸を作成する。ゴミとして廃棄されるコーヒー豆を再利用することで地球への負担を減らし、今ある資源を再利用することで炭素も生み出さないため、二重の環境保護になる。

キッピスはフィンランド語で「乾杯」の意味で、北欧で活躍するデザイナー陣がデザインを手掛けるブランド。絵柄は2種類、各3色を展開する。

パラリンアートとは、障がい者アーティストと一つのチームになり、社会保障費に依存せず、民間企業と個人の協力で障がい者支援を継続する社会貢献型事業。川辺では今年3月から作品をプリントしたエコバッグを販売しており、新作は7種類の絵柄を用意する。

ムーミンは、フィンランドの人気作品であるムーミンシリーズのキャラクターがプリントされる。6種類の絵柄を発売する。

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