和菓子でムーミンの世界を表現 松屋

2020/02/28 3:37 pm

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松屋はムーミンプロジェクト第3弾として3月3日、「とらや」などの和菓子メーカーと協業した商品を発売する。和菓子のトップブランドらが表現するムーミンの世界が誕生した。コンセプトは「アート&カルチャー」で、松屋の売場から世界に向けて発信する。

 

 

「ムーミン谷の森で」と題された羊羹は、もみの木の森のムーミントロールを表現した。自然の風景を独自の視点で切り取り羊羹にした。制作にあたって、勉強会を開催したうえで何度もミーティングを重ねるなどその世界観を作りこんでいった。職人はムーミントロールの耳の長さや顔のカーブなど何度もバランスを調整。職人の技が光るアートな羊羹が完成した。価格は2268円。

 

コラボレーションはほかに、ホッとする甘さが魅力の松﨑煎餅の「ムーミン三味胴」(4枚入り756円)、幸せな気持ちになれるムーミンたちの姿を描いた清月堂本店の「ムーミンハグ最中」(4個入り1296円)、〝劇場〟のイラストをパッケージにしたデメル「焼き菓子詰合せ―シアター」(2160円)がある。

 

 

松屋が開いた報道陣向けの発表会で登壇した虎屋の黒川光晴取締役副社長(右)は「5世紀にわたる当社の長い歴史の中で、おそらく初めてのキャラクターとのコラボレーションとなります。虎屋が東京に進出して昨年で150年、松屋も創業150年を迎えたことから、この企画が実現しました。細部までこだわった羊羹をぜひ味わってほしい」とコメントした。

 

ムーミンプロジェクトは過去、第1弾として「ブルガリ・イル・チョコラート」、第2弾として「ピエール・エルメ・パリ」とコラボし、どちらも大好評となった。

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