オーロラ、26年秋冬はオリジナルブランドを強化 創業130周年記念も
2026/07/24 3:14 pm
オーロラは今秋冬、婦人雑貨を展開する「ビューランス」、良質な日本品質を特徴とする「フヘン」、スカーフやストールに特化した「フラトリエ」など、オリジナルブランドを強化する。同社は創業130周年を迎え、各ブランドで記念商品も投入する。
秋冬企画の展示会で、商品戦略部MD部の野村幸輝課長は「一番力を入れているのが、オリジナルブランドのビューランス。辺見えみりさんやファッションスタイリストの金子綾さんとコラボし、Youtubeで発信している」と語った。ぶれない芯を持った、自立した女性に向け、帽子や傘、ネックウエアなどを提案する。
中央がフードのように見える形状の、差し込みタイプのマフラー
シーズンごとにテーマを掲げており、今回は「Pages of Her」とし、アイテムに額縁や部屋の鍵など女性一人一人の人生の物語を映し出すようなアイコンを散りばめた。
売れ方の特徴として「晴雨兼用傘が7割以上を占める」(野村氏)。日差しを避けたいという要望が早いところでは2月からあり、夏の暑さが長くなってきた昨今は、時期を問わず売れているという。
気候の変化はネックウエアにも影響が及んでいる。商品戦略部広報宣伝室の菅原麻由子氏は「フードのように見える形状の、差し込みタイプのマフラーをつくった。Tシャツともコーディネートできるデザインで、9月頃から少し早めの秋の装いが楽しめる」と述べる。長期間使えるアイテムが支持されている。
ファー使いの小物が人気だ
スカーフだけでなく、着こなしの幅を広げるスカーフリングも展開している。昨年はジャケットに重ねる着こなしを提案したことも奏功し、ベストが好調だった。今回もストールタイプやジャケットタイプなど、ファーを使ったものを豊富に用意した。
「フヘン」のカシミア100%のストール
同社は、丁寧なモノづくりと良質さが際立つ「メイド・イン・ジャパン」にも注力する。フヘンのカシミア100%のストールは、世界のトップメゾンにも原料を供給する富士吉田の機屋との協業で生まれた。撚った糸の撚りをあえて戻し、もう一度撚ることで空気を含んだように仕上げる。周年記念に光、風、水、といった日本の自然美と匠の技が織りなす「谷風(こくふう)」をラインナップした。シルク100%では、なかなか表現できない温かさが伝わるストールも登場している。
「フラトリエ」のスカーフ
昨年のトレンドアイテムだったスカーフは、オリジナルブランドのフラトリエから創業130周年を記念して、ヴィンテージスカーフをブラッシュアップした新作を出す。創業当初のデザインムーブメント「ベルエポック」時代のポスター文化に着想を得たという。横浜市歴史博物館紹介のスカーフ資料も参考にした、複数の柄を組み合わせたデザインが特徴だ。
ライセンス商品のマフラー。差し込みタイプが増えているという
ライセンス商品には、流行を採り入れた。モダン・ブリティッシュブランドの「アクアスキュータム」や「アナスイ」などは、トレンドのチェック柄を充実。100周年を迎える「ランバン」のメンズにちなみ、100周年ブルーのマフラーもジェンダーレスで展開する。