メリーチョコレートカムパニー、国産サクランボの収穫を支援 社員18人が参加
2026/06/26 4:50 pm
メリーチョコレートカムパニは11~12日、山形県寒河江市でサクランボの収穫支援活動を行った。営業や企画、生産、経営戦略、情報システムなど各部門から集まった社員18人が農園で収穫作業に従事し、約750kgのサクランボを収穫した。
同社は、国産果実を使用したゼリー「国産果実の果樹園倶楽部」をはじめ、国内産の果実にこだわった商品を展開している。一方で、果実生産の現場では、農業従事者の高齢化や後継者不足、気候変動による生産の不安定化などが深刻化している。特に加工用果実は、生食用と比べて収益性が低いことから収穫の担い手不足が顕著となり、将来的な原料供給への懸念が高まっている。
中でもサクランボは、収穫期間が極めて短く、短期間に多くの労働力を必要とする。また、加工用と生食用は品種が異なり、生食用の収穫が優先されるため、加工用の収穫まで手が回らないという課題を抱える。
今回の支援は、果物加工品を手掛ける角田商事を通じて、農業法人アンスリーファームで実施した。収穫量は同農園の今期見込み収穫量の約5%に相当するという。
アンスリーファームの川合祥吾取締役専務は、「人手不足の解消だけでなく、新たな可能性を見い出す契機にもなる。失われつつある景色や技術を次世代へつないでいきたい」と話す。角田商事の石川怜食品事業部業務部長も、「農業の担い手を支援することが、最終的には加工用サクランボの生産量増加につながる」として、連携に期待を寄せる。
メリーチョコレートでは、社会課題の解決と企業価値の向上を両立する「CSV(Creating Shared Value)」の取り組みとして今回の活動を位置付ける。高橋芳秀経営戦略室長は、「原料となる加工用果実の流通量減少をきっかけに、何ができるかを考えた。微力ながら社会課題の解決と商品の安定供給の両立につながると信じている」と語る。