オーロラ、春夏商戦に向けて上質素材や高機能を拡充

2026/02/05 4:38 pm

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2月に創業130周年を迎えるオーロラは春夏商戦に向け、より上質な素材や高い機能を備えた傘やストール、帽子などを拡充する。消費が二極化する中、同社の洋品には上質さや高級感、優れたデザイン性、高機能などが求められており、対応を強化。創業130周年にちなんだ商品も投入し、購買意欲を喚起する。

主力の傘は、昨年の春夏商戦でも売上げが好調。東レの「サマーシールド」を用いた、100%の遮光率やUV遮蔽率、最高レベルの遮熱効果を有する晴雨兼用がけん引した。中でもオリジナルブランド「BLAO(ブラオ)」で、より遮熱性を高めて昨年7月に発売した「サマーシールドSp」は、1カ月で2000本を売上げたという。今春夏は配色と型数を増やして拡販につなげる。

同じくオリジナルブランド「EOS(エオス)」も2023年に型数を増やしてから売上げが右肩上がりで推移しており、今年6月からは生地に「アルミ蒸着加工」を施して光沢感を出した「シャイニーコレクション」を展開。独自性を強め、さらなる伸長を狙う。

オリジナルブランドでは「Beaurance(ビューランス)」の傘も、23年春夏のリブランディングから好調。モード風のリボンを施したタイプ、ロマンティックやキッチュなプリントを配したタイプなどが人気だ。今春夏は、三層式のラミネート構造からなる「サマーシールドLⅡ」を使った日傘を8型用意。カラーは衣服の売れ筋と親和性が高いホワイト、キャメル、サンドベージュで、特に「シックな日傘がほしい」というニーズを取り込む。売れ筋のバイカラー、親骨の長さが55cmサイズのバリエーションも増やした。

オリジナルブランドでは「Beaurance(ビューランス)」の傘も、23年春夏のリブランディングから好調

ストールやスカーフといった“巻き物”では、オリジナルブランドの「foulatelier(フラトリエ)」で、創業130周年記念のスカーフを出す。同社によれば「トレンドアイテム化しているビンテージラインをリブランディング。横浜市歴史博物館を訪れ、所蔵する約3万点のスカーフの柄をいくつか借りて、ただの復刻ではなく組み合わせ、独自の5柄に仕上げた」という。素材も厳選し、「より合う」(同社)と判断したサテンを採用。上質感が漂う。

帽子は、デザイン性と機能性を併せ持つビューランスのファンが増えており、今春夏も“モダンさ”と機能性を追求。布帛(ふはく)の商品は全てにサマーシールドを搭載する。ビューランスは帽子からスタートしたブランドであり、そのシグネチャーであるペーパー素材の帽子も手編みを新規に加えるなどで充実させる。

帽子では「Tokio hat(トーキョーハット)」の「スニーカーシリーズ」が、昨年9月にパリで開かれた国際見本市「Who’s Next」で注目され、海外での拡販を本格化する。文字通りスニーカーのようなデザインと素材感の帽子で、すでに取り扱いを始めた国内百貨店では売れ行きが良い。同社によれば「ほかにはないデザインが評価されている」という。靴のメーカーとのコラボレーションも可能で、商機は大きいと捉える。

「Tokio hat(トーキョーハット)」の「スニーカーシリーズ」は、昨年9月にパリで開かれた国際見本市「Who’s Next」で注目された

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