にんべん、「だしスイーツ」市場を開拓 かつお節のうま味が味わい引き立てる
2026/07/02 2:14 pm
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かつお節専門店のにんべんが、「和素材スイーツ」の展開に力を入れている。甘さだけに頼らない味わいへの関心が高まる中、うま味と甘味の組み合わせが好評を博し、ヒット商品も生まれている。
同社は2022年頃から「だし×甘味」をテーマに、わらび餅やぜんざいなどの和菓子に加え、チョコレートやキャラメルといった洋素材とも組み合わせた商品を展開。これまで手掛けた商品数は約30にのぼる。中でも、今年4月に発売した榮太樓總本鋪とのコラボ商品「ひとくち煉羊羹 鰹だし」は、発売から2カ月で月間売上目標個数の254%を達成した。
4月1日に発売した「ひとくち煉羊羹 鰹だし」。価格は237円
こうした人気の要因についてにんべんは、だしに含まれるうま味がスイーツの甘味を引き立て、コクと余韻のある味わいを生み出すと推測。和素材への関心の高まりも追い風となり、活用の幅を和食からスイーツへと広げているという。日本橋本店の鈴木健太郎店長は「単調になりがちなスイーツの甘みにだしの香り、うま味が加わることで、深みのある味わいに進化する」と理由を分析する。
同社のファンコミュニティ「にんべんだしアンバサダー」へのアンケートでは、回答者の76%が「だしスイーツを食べてみたい」と回答。みたらし団子やおしるこなど和菓子系メニューへの期待がもっとも高かったという。
日本橋だし場 本店では6月1日、「冷やしあめ」にだしを加えた「だし冷やしあめ」を発売。7月には甘酒にだしのうま味を重ねた「冷やしだし甘酒」や、つゆの素を使ったアイスクリームの販売も予定する。