ミキハウス、東京国立博物館のキッズルームをプロデュース

2026/04/21 5:47 pm

子供服ブランドのミキハウスは、東京国立博物館と連携し、未就学児連れの来館者向け専用休憩施設「ファミリースペース」を平成館1階に開設した。21日の一般公開に先立ち、20日にオープニングセレモニーが行われた。

同スペースは、0~6歳の子供と保護者を対象に、安心して休憩できる環境を整えたもの。絵本やおもちゃを備え、授乳室やおむつ替えコーナー、紙おむつの自動販売機なども併設する。来館者の視線を遮る設計で、鑑賞の合間に気軽に利用できる点が特徴だ。

おもちゃや絵本、クッションなど用意し、ゆったりとくつろげる空間にした

絵本はミキハウス発行の「宮沢賢治の絵本シリーズ」など約200冊

セレモニーで同館の藤原誠館長は、「現在は高齢層の来館が中心だが、若い世代や子供に来てもらうことが、将来に向けた持続的な運営につながる」と話した。職員の提案をきっかけに試験的に設けていた子供向け空間が好評だったことから、常設化に踏み切った経緯を説明した。

ミキハウスの木村皓一社長は、「一企業が東京国立博物館とコラボレーションできるとは考えてもいなかった。身の引き締まる想い」と述べ、「家族で博物館に足を運ぶ機会が増えることを期待したい」と語った。

壁には4種類の「ウォールトイ」を設置。動かして遊べる

ミキハウスの商品展示コーナーもある。写真は「ミキハウス ゴールドレーベル」の「兜」

当日は両者によるテープカットが行われ、関係者や報道陣に施設が公開された。約90㎡の室内はクッション性のある床や壁材を採用し、安全性に配慮。東京国立博物館のグッズとしても販売している、はにわや土偶を模したクッションやぬいぐるみも置かれている。

部屋の一角には、ミキハウスの特設展示コーナーも設けた。プレミアムライン「ミキハウス ゴールドレーベル」の商品を展示し、モニターではものづくりへの想いや伝統工芸について多言語で紹介する映像を放映する。

同館は「みんなが来たくなる博物館」を掲げ、子育て世代にも開かれた環境づくりを進めており、今回の施設整備もその一環。文化施設と企業の連携による子供向けサービスの拡充として注目されそうだ。

(都築いづみ)

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